━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ├─ TAU Software GAME SOFTWARES #01 ─────────────┤ 『上下反転!!』ジョウゲハンテン −UPSIDE DOWN− 1995 TAU Software ├──────────────────────── for X680x0 ─┤ <<リファレンスマニュアル −REFERENCE MANUAL>> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  注意:このソフトウェアの起動には、2MB以上のメモリが必要です。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ *** 以下のファイルは、大変長く、人によっては、読まれるのが大変 かもしれません。その時は、先に簡易マニュアル『今すぐ遊びたい人のた めに』(USD_HTP.DOC) を読まれることをお勧めします。これを読めば、と りあえずは、遊ぶことが出来ます。その後で、もっと詳しいことが知りた くなられたならば、以下のファイルの必要なところのみ、お読み下さい。  この度は、本ソフトウェアに関心を持って頂き、有難うございます。よ り良く遊んで頂くために、以下のマニュアルを読まれることをお勧めしま す。なお、このソフトウェアには、以下のファイルが含まれています。 USD_MAIN.X    (・・・ゲーム本体) USD_PICS.PIC    (・・・画像データ) USD_STRT.BAT   (・・・起動用バッチ) USD_REC.DAT   (・・・記録ファイル) USD_CNF.DAT   (・・・環境ファイル) USD_TREC.DAT  (・・・作者記録ファイル(付録)) USD_REC0.DAT    (・・・最低得点記録ファイル(付録)) **以下、ドキュメント USD_HTP.DOC  (・・・簡易マニュアル) USD_MAN.DOC (・・・リファレンスマニュアル(本ファイル)) USD_ZADN.DOC   (・・・座談会(付録)) USD_HIS.DOC (・・・変更履歴) ※ その他、ソース等が付いているかもしれません。 ━┳━━━━━━━┓ ─┃ ◆ 目次  ┃───────────────────────  ┗━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    0.概要    5.スイッチ    1.起動法    6.ファイル関係    2.操作法(共通事項) 6−A.環境ファイル    3.ゲーム中の操作 6−B.記録ファイル 3−A.ゲーム中 6−C.起動時の扱い 3−B.記録表示    7.著作権等 3−C.記録更新    8.最後に    4.各ウィンドウの説明 4−A.コース選択 4−B.環境調整 4−C.記録参照 4−D.終了 ━┳━━━━━━━┓ ─┃ 0.概要  ┃───────────────────────  ┗━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ここに、六芒星の書いてある紙があったとします。この六芒星を、指な り鉛筆なりで、一周なぞってみましょう。これは、特に問題もなく出来ま すね。それでは、次に鏡を用意します。これに、六芒星を写してみましょ う。さて、これからが重要です。その、鏡に写った六芒星を見ながら、本 物の、紙の上の六芒星をなぞってみましょう。上手に出来ましたか?先程 のようにうまくはいかなかったはずです。  これは、鏡に写った像が、本物に対し上下反対になっているためなので す。つまり、実際になぞる方向を下にしないと、鏡の中では、上に動いて くれません。しかし、左右は、反対にはなりません。右上なら、右下とい う訳なのです。少し考えないと、うまくなぞれませんね。  もうおわかりでしょうが、このゲームは、上記の現象をモチーフにした ゲームです。鏡は、ディスプレイ。指は、マウスに置き換えます。つまり、 ディスプレイに表示される図形を、上下の入力が反転してしまったマウス でなぞるという訳です。  やってみると、思ったよりも難しいかもしれませんね。でも、めげずに、 高得点を目指して、頑張って下さい!! ━┳━━━━━━━━┓ ─┃ 1.起動法  ┃──────────────────────  ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  このソフトウェアは、Human68k用です。Human68k起動時に、以下のデバ イスドライバ(及び、同等のもの)を組み込んでおいて下さい。 FLOAT?.X また、特にX68000ユーザーの方は、IOCS.X(及び同等のもの)を組み込む ことをお勧めします。(なくても起動します)  そして、カレントドライブに、以下のファイルを用意して下さい。 USD_MAIN.X   (・・・本体) USD_PICS.PIC    (・・・画像データ) USD_STRT.BAT   (・・・起動用バッチ) USD_REC.DAT   (・・・記録ファイル) USD_CNF.DAT   (・・・環境ファイル) ※ 特に、USD_PICS.PICをカレントに置くことを忘れないで下さい。  準備が整ったら、コマンドラインから、以下のように入力して下さい。 USD_STRT <リターン> 環境が、整っているならば、15秒ほどでタイトル画面になります。 (X68000 EXPERT(10MHz機)で、IOCS.X v1.50を組み込 み、フロッピーディスク起動した時(Human68k v3.02/COMMAND.X v3.00)) ※ 注意:整っていない場合、色々なメッセージが出てきます。Y/Nで 答えてもらうものもありますが、その時は、適当な方を選んで下さい。な お、ディスクが書き込み不可の時、Yで起動しますが、その後、ディスク への書き込みは、一切行いません。(詳しいことは、『6.ファイル関係』 (特に、6−C)をご覧下さい) ━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ ─┃ 2.操作法(共通事項)  ┃────────────────  ┗━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━  このソフトウェアは、基本的にはマウスオペレーションです。(一部例 外有り)マウス(トラックボール)をご用意下さい。  本ソフトウェア使用中、ウィンドウが表示されているほとんどの場面で、 以下の操作等は共通です。  画面の一番上に表示されているウィンドウが、今、実行されているウィ ンドウです。  選択画面では、ゲーム中のように、マウスの入力は上下反対にはなりま せん。通常どおり、マウスを動かして下さい。  文字の書かれているへこんだ四角が選択肢です。位置を示す矢印(以下、 ポインタ)を、その場所に持ってくると四角が盛り上がります。(以下、 この動作を、ポイントすると表します)その状態で、マウスの左ボタンを 押して(以下、左クリック)下さい。そうすることで、その選択肢が実行 されます。  また、ウィンドウが表示されている時、画面のいずれの場所でもいいで すから、マウスの右ボタンを押すと(以下、右クリック)、その実行され ていたウィンドウは、キャンセルされ、前のウィンドウへ戻ります。(た だし、タイトル画面では無効となります)  ウィンドウが、表示されている時、左上の四角を左クリックすると、一 時的にウィンドウが消えます。この時、どちらかのボタンをクリックする と、元に戻ります。今、選択しているコースを確認したい時などに、お使 い下さい。([HOME]キーを押しても同様の動作をします)  ウィンドウの表示中以外ならば、どの場面でも、ESCキーで、終了出 来ます。ただし、終了確認は、ありませんので注意して下さい。  ゲーム中の操作は、これとはまた、異なります。詳しくは、『3.ゲー ム中の操作』をご覧下さい。 ━┳━━━━━━━━━━━━┓ ─┃ 3.ゲーム中の操作  ┃──────────────────  ┗━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━  タイトル画面で『ゲーム開始』にポイントして、左クリックをしますと (以下、選択すると表します)ウィンドウが消え、ゲーム画面となります。 ゲーム中の操作は、上記2.の操作と、異なっています。以下に、その詳 細を記述します。 ━─ 3−A.ゲーム中  ─────┤  『ゲーム開始』選択後、すぐに、ゲームが始まります。ポインタのある ところが、今いる位置です。(環境によっては、ポインタは表示されませ ん)明るい黄色の円は、次に行くべき場所を示します。灰色の道をたどっ て、そこを目指して下さい。もちろん、マウスの入力は、上下のみ反転し ています。黄色い円に到達すると、黄緑色に変わり、次に行くべき場所が、 明るい黄色になります。  スタートの合図は、得にありません。マウスを初めて動かしたその時点 が、スタートです。時間も、そのときからカウントされます。  このようにして、灰色の道を一周すると、終了し記録が表示されます。 出来るだけ、中央の黒い線にそってたどると、高得点が出ます。  灰色の道からはみだすと脱線とみなされ、その間、道筋(環境によって は表示されません)が赤くなります。どんなに脱線をしても、ゲームオー バーにはなりません。  ゲーム中に、右クリックすると、タイトル画面に戻るかどうか(ゲーム を途中で終了するかどうか)の確認ウィンドウになります。このウィンド ウは、2.と同様に操作します。『取消』を選択するか、キャンセルをし ますと、右クリックをした時点のゲーム画面に戻ります。  [G]キーを押すことによってもゲームを強制終了することが出来ます。 また、[M]キーを押すと、強制的にゲーム開始前に戻ります。どう考えて も良い成績が出ない時にやり直し用としてご利用下さい。ただし、これら は、確認無しで実行されます。ご注意下さい。  もちろん、ゲーム中でも、ESCキーによる終了が出来ます。 ━─ 3−B.記録表示  ─────┤  ゲームが終了しますと、記録表示の画面になります。右上のウィンドウ が、あなたの記録です。以下、各項目の説明をいたします。 得点・・・・・・・より速く、より中央線から外れずにたどると、 高得点となります。(時間と誤差による点数の 合計が得点となります) ミス・・・・・・・脱線をした回数です。 時間・・・・・・・一周するのにかかった時間です。秒単位です。 また、括弧内は、時間による点数を表します。 誤差・・・・・・・中央線から、どれだけ外れたかを示す値です。 多いほど、外れていることを表します。 また、括弧内は誤差による点数を表します。 走行距離・・・・・実際にたどった道筋の距離です。斜線の右側 は、中央線の距離です。 脱線距離・・・・・脱線をした(赤い道筋の)距離です。斜線の 右側は、中央線の距離です。  記録の一部が、アスタリスク(*)表示されることがあります。これは、 あまりにも成績が悪すぎて表示出来ないことを示します。この表示が一つ でもありますと、他の記録がどんなに良くても、新記録とは見なされませ んので、ご注意下さい。  ちなみに、コース毎にそれぞれ相応の点数を付けています。(違うコー スどうしでも、点数でなら比較出来るということ)しかし、かなりいい加 減なものなので、コースによっては、点数が出にくいものもあります。ご 了承下さい。  左の大きいウィンドウは、ベストレコーズです。詳しい見方は、『4− C.記録参照』をご覧下さい。表示が一部欠けていますが、それと同様の ものです。  もし、新記録が出たならば、その処理(後述)がこの後に続きます。新 記録の処理をした後、または新記録が出なかった時には、記録表示の下に 選択肢が現れます。これは、2.の操作と同様です。『もう1回!!』を 選択すれば、同じコースを同じ環境で、もう一度プレイ出来ます。『OK』 を選択すると、タイトル画面に戻ります。 ━─ 3−C.記録更新  ─────┤  ベストレコーズより、高得点を出しますと、記録更新の処理になります。 これは、得点、時間、誤差と3つの項目がありますが、それら1つ以上に 該当するとこの処理画面となります。  ベストレコーズで、??????となっているところが、あなたの出し た記録です。ここに、あなたの名前を入力します。  実際に、名前を入力する場所は、ベストレコーズの下側、細長い四角で す。そこに、キーボードから、名前を入力して下さい。(半角12文字以 内:全角も可能)右側は、それに付随するコマンドです。基本的には、2. の操作と同様ですが、キーボードの併用も出来ます。もちろん左上の四角 も有効です。以下、右側の4つのコマンドを説明いたします。(括弧内は、 キーボード入力) 後退(BSキー)・・・・・最後に入力した(一番右側にある、 カーソルのすぐ左の)文字の削除。 確定(RETURNキー)・・・・・名前の確定。 クリア(CLRキー)・・・名前のクリア。(キャンセルはしま せん) キャンセル (TABキー)・・・記録更新のキャンセル。あなたの記 録は、登録されません。 なお、右クリックは無効です。また、ESCキーは有効となります。この 時、あなたのだした記録は登録されませんので、注意して下さい。  確定すれば、??????の所にあなたの名前が入り、記録更新の処理 は終了します。キャンセルならば、あなたの記録は登録されず、ベストレ コーズは、元のものに戻ります。 ※ 注意:名前入力には、日本語フロントプロセッサも使用出来ます。た だし、この時、確定等をする前に、フロントプロセッサを終了しておいて 下さい。さもないと、フロントプロセッサの画面が一時的におかしくなり ます。(ゲーム自体には、直接、影響はありません) ━┳━━━━━━━━━━━━━━┓ ─┃ 4.各ウィンドウの説明  ┃────────────────  ┗━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━  タイトル画面には、5つの選択肢があります。『ゲームの開始』は、先 に説明しましたから残りの4つをそれぞれ詳しく説明します。(操作は、 2.のもので行います。) ━─ 4−A.コース選択  ─────┤  タイトル画面で『コース選択』を選択しますと、コース選択のウィンド ウが開きます。ここでは、好みのコースを選択することが出来ます。  コース選択のウィンドウには、6つのコースの縮小図と、コース名が表 示されます。好みのコースの名前、あるいは図のところで、左クリックし て下さい。そのコースが、描かれ、タイトル画面に戻ります。次回から、 『ゲーム開始』を選択することにより、そのコースで、プレイすることが 出来ます。  なお、[Q]キーを押しながら左クリックしますと、選んだコースで、い きなりゲームを開始することが出来ます。コース選択→ゲーム開始の2動 作が煩わしい時にご利用下さい。  キャンセルをすると、前のコースのままで、タイトル画面に戻ります。 ━─ 4−B.環境調整  ─────┤  タイトル画面で『環境調整』を選択しますと、環境調整のウィンドウが 開きます。ここでは、好みの環境を設定することが出来ます。  環境調整のウィンドウは、4つにわかれています。上から、ゲーム中等 の環境設定、図形の道幅の設定、ゲーム中の移動速度の設定、そして、確 定用となっています。上の3つから、好みの環境を自由に設定して、その 後、『確定』を選択することにより好みの環境を設定することが出来ます。 また、『取消』を選択するか、キャンセルをすると、環境調整に入る前の、 環境に戻ります。(確定か、取消を選択、及びキャンセルをすると、タイ トル画面に戻ります)  以下、それぞれの環境設定項目を説明します。   ◇ゲーム中等の環境設定  それぞれ、選択するごとに、ON/OFFが、切り替わります。 ONの項目には、黄緑色の枠がつきます。   ポインタ表示・・・・・ゲーム中、ポインタを表示するかど うか決めます。   道筋表示・・・・・・・ゲーム中、ポインタの通った後の道 筋を表示するかどうか、決めます。表 示しない時でも、ゲームが終われば表 示されます。 ※ 上の二つを、両方ともOFFにすることは、出来ま  せん。   スクロール・・・・・・ONにすると、マウスを動かした時、 背景が、スクロールします。   ディスク書込・・・・・記録ファイルへの、書き込みをする かしないかを決めます。環境ファイル への書き込みは、制御出来ません。ま た、スイッチ等でディスクへの書き込 みが不可になっている時、常時OFF となります。 ※ 記録ファイル、環境ファイルの詳細は、『6.ファ  イル関係』を、スイッチについては、『5.スイッチ』  を、ご覧下さい。   ◇図形の道幅の設定  8から、24まで5段階で選べます。5つのなかで、黄緑色の 枠が付いているものが、今選ばれているものです。  四角の中に書いてある数字が小さくなるほど、細くなります。 どの道幅にしても、得点には関係ありません。一般に、細い方が 難しいので、ハンディをつける時にも利用出来ます。   ◇ゲーム中の移動速度の設定  これを速くすればするほど、ゲーム中のマウスの移動速度が速 く(反応が敏感に)なります。速くすれば、時間はかからなくな りますが、思ったように、マウスを移動できにくくなります。あ る程度、腕が上がったならば、速くしてみるのも良いでしょう。 ━─ 4−C.記録参照  ─────┤  タイトル画面で『記録参照』を選択しますと、記録参照のウィンドウが 開きます。ここでは、各コースのベストレコーズの参照、及び記録の初期 化が出来ます。  記録参照のウィンドウを開きますと、まず、今選んでいるコースのベス トレコーズが、表示されます。下に書いてあるコース名を選択することに より、他のコースの記録も見ることが出来ます。  右上の、『初期化』を選択することにより今、表示されているコースの 記録を初期化出来ます。(スイッチで、初期化が出来ないようになってい る場合もあります)この時、確認が出てきますので、任意の方を選んで下 さい。初期化をしますと、今までの記録は、消えてしまいますので、注意 して下さい。  ベストレコーズは、3種類あります。得点の高い順の、総合順位。一周 する時間の速い順の、時間順位。そして、中央線とのずれが少ない順の、 誤差順位です。各コースとも、総合順位は5位まで、その他は3位まで記 録されます。  以下、それぞれの数字等の項目の説明をします。 名前(NAME)・・・・記録を出した人の登録した名前です。 得点(POINT) ・・・新記録の得点です。誤差が少なく、時間が速 いほど高得点となります。 時間(TIME)・・・・一周にかかった時間です。単位は秒です。 誤差(ERROR) ・・・中央線とのずれです。これが少ないほどずれ が少なかったということです。 ミス回数(MISS)・・脱線した回数です。参考程度のものです。 環境(CONFIG.) ・・プレイした時の、道幅と速さです。左が道幅 で、右が速さです。速さの略記号は、以下のよ うに対応しています。 かなり     少し      少し      かなり 速い  速い  速い  普通  遅い  遅い  遅い   ├─────────────────────────────┤ F3  F2  F1  NM  S1  S2  S3 これも、参考程度のものです。 ※ スイッチの詳細は、『5.スイッチ』をご覧下さい。また、6−B. の、記録ファイルについても目を通すことをお勧めします。 ━─ 4−D.終了  ─────┤  タイトル画面で『終了』を選択しますと、終了確認のウィンドウが開き ます。この時、『実行』を選択しますとOSに戻ります。また、この時、 環境ファイルの記録も行います。『取消』を選択するか、キャンセルをし ますと、タイトル画面に戻ります。 ※ 環境ファイルの詳細については、6−A.をご覧下さい。 ━┳━━━━━━━━━┓ ─┃ 5.スイッチ  ┃─────────────────────  ┗━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  本ソフトウェアでは、起動時に以下のスイッチを付けることが出来ます。 スイッチは、"/"及び"-"のどちらでも結構です。 ※ スイッチの意味が分からない人は、Human68kのマニュアルを参照して 下さい。 ◇ /c <ファイル>・・・環境ファイルの指定(Default:USD_CNF.DAT)  環境ファイルの指定を行います。指定したファイルの環境で起 動し、終了時に、新しい環境を同じファイルに書き込みます。こ れにより、複数人がそれぞれの環境で、起動をすることが出来ま す。特に、指定しない場合は、USD_CNF.DAT が環境ファイルに指 定されます。 ◇ /f <ファイル>・・・記録ファイルの指定(Default:USD_REC.DAT)  記録ファイルの指定を行います。指定したファイルの記録で起 動します。記録が更新されると、同じファイルにその記録を書き 込みます。これにより、複数人が別々に、自分専用の記録を持つ ことが出来ます。特に、指定しない場合は、USD_REC.DAT が環境 ファイルに指定されます。 ◇ /d <ファイル>・・・初期化用記録ファイルの指定  初期化用記録ファイルを指定します。これは、通常の記録ファ イルと同様の物を指定します。これを指定しますと、記録参照画 面の初期化時に、指定ファイルのデータを使用します。また、後 術「/i」スイッチと併用することにより、デフォルトの記録を変更 することも出来ます。なお、指定しない時は、ゲーム本体に含ま れるデフォルトデータが使用されます。 ◇ /t・・・・初期化の禁止(ゲーム中)  記録参照時の、記録の初期化が出来ないようにします。これに より、大切な記録を、誤って初期化してしまうことを防ぎます。 ◇ /i・・・・記録を初期化して実行   /n・・・・環境を初期化して実行  起動時に、記録または、環境ファイルの内容を初期化して、実 行します。本当に、初期化して良いかどうか、確認がつきます。 ◇ /s・・・・ディスクへの書込をしない(記録)   /g・・・・ディスクへの書込をしない(環境)  記録または、環境ファイルへの、書き込みをしません。それぞ れのファイルを更新したくない時にお使い下さい。 ◇ /h or /?・・・・ヘルプメッセージ(第一パラメータの時のみ有効)  スイッチの、簡単な説明をみることが出来ます。バッチファイ ルからの起動時のみ有効です。 ※ 大文字、小文字の区別はありません。 ※ これ以外のスイッチは、無効となります。 ※ 同じスイッチがある時、最初のもののみ有効となります。 ※ 環境ファイル、記録ファイルについての詳細は、『6.ファイル関係』 を、ご覧下さい。 ━┳━━━━━━━━━━━┓ ─┃ 6.ファイル関係  ┃───────────────────  ┗━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  本ソフトウェアは、ゲーム中の環境や、記録をファイルに記録します。 このため、ゲームを終了しても、今までの環境や、記録が残ります。 環境の保存用ファイルを『環境ファイル』、記録用のものを、『記録ファ イル』と呼びます。これらは、スイッチ等によりある程度操作が可能です。  以下に、それらの詳細を記述します。 ※ 以下、スイッチの詳細は、『5.スイッチ』をご覧下さい。 ━─ 6−A.環境ファイル  ─────┤  環境ファイルは、ゲーム中の環境を保存するためのファイルです。起動 時に読み込まれ、前の環境を継続します。また、終了時に、もし、環境が 変わっていたならば、更新されます。  具体的には、今、選ばれているコースと、環境調整で調整できる内容を 保存します。  デフォルトは、USD_CNF.DAT ですが、"/c"により、他の記録ファイルを 指定することも出来ます。このとき、環境を変えると、その指定したファ イルに保存されます。つまり、指定されたファイルが更新される恐れがあ りますので、更新したくないときは、"/g"をお使い下さい。  もし、環境ファイルが、カレントドライブに存在しなかった場合、新規 作成するかどうか聞いてきますので、適当に答えて下さい。新規作成しな い場合、環境の保存は行われなくなります。 ━─ 6−B.記録ファイル  ─────┤  記録ファイルは、ベストレコーズを保存するためのファイルです。起動 時に読み込まれ、以前出した記録を継承します。このファイルは、新記録 が出て、それを登録する時、記録を初期化する時(この二つは、環境のディ スク書込がONになっている時のみ)、環境のディスク書込をONにした 時に更新されます。  デフォルトは、USD_REC.DAT です。環境ファイルと同じように、"/f"で、 他の記録ファイルの指定。"/s"で、更新の禁止が出来ます。他のファイル を指定した場合、そのファイルに、ベストレコーズが更新されますので、 更新したくない場合にお使い下さい。また、大切な記録を初期化から守る "/i"もあります。  もし、記録ファイルが、カレントドライブに存在しない場合、記録ファ イルを新規作成するかどうか聞いてきますので、適当に答えて下さい。こ こで、Nを選びますと、記録ファイルへの書き込みは行われなくなります。 ━─ 6−C.起動時の扱い  ─────┤  前の環境や記録を継承するため、本ソフトウェアでは、起動時に、環境 ファイルと、記録ファイルを読み込みます。このとき、ある程度のハプニ ングを想定してそれに対処をしています。  まず、何らかの理由で、ディスクに書き込みが出来ない時、ディスクへ の書き込みを禁止いたします。よって、環境や記録の保存は行われなくな り、終了時点で、それらは失われます。ご注意下さい。  また、指定した(あるいはデフォルトの)環境ファイルや記録ファイル が存在しない場合、起動時にそれらを新規作成します。(ただし、ディス ク書き込み可となっている時のみ)このとき、ファイルの新規作成をしな かったり、出来なかったりした場合、ディスクへの書き込みは禁止されま す。また、それぞれのファイルのフォーマットが、違っていた場合も、エ ラーが出て、ディスクへの書き込みを禁止します。  何らかの理由で、ファイルの読み込を失敗した時には、その後、デフォ ルトで起動するかどうか聞いてきます。ここで、Nにした場合その時点で 起動を中止します。 ※ (Y/N)で回答をもとめられた時、キーボードで回答をして下さい。 Yを押せばYES、それ以外のキーを押せばNOとなります。(もちろん、 制御キーは除きます)ローマ字や、かな、全角等のキーのLEDは消灯し ておいて下さい。 ※ 環境ファイルも、記録ファイルも、バイナリファイルです。CONFIG.S YSのように、エディタ等で記述しての作成は出来ません。自分のファイル を作る場合は、"/c"や"/f"で、ファイルを新規作成するか、ソース(USD_M AIN.C 等)を解析するなりして下さい。(もし要望があれば、ファイルの フォーマットをお教えします) ━┳━━━━━━━━━┓ ─┃ 7.著作権等  ┃─────────────────────  ┗━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  本ソフトウェアは、全てをフリーといたします。一応、著作権は、岡部 智啓に保留しますが、事実上の著作権は放棄いたします。従って、このソ フトの使用にともない生じたハプニング等は、こちらは一切責任を持たな いものとします。しかし、このソフトウェアにバグがあると確認出来た時 は、できる限り対処をしたいと思っています。もし、バグを発見された場 合は、このファイルの最後にある住所までご連絡下さい。  配布に関しては、良識の範囲でそれを認めます。特に、連絡の必要はあ りません。このソフトウェアの自由な配布を妨げる行為をしない限り、商 用での使用も許可します。改良改変も自由です。また、配布する時には、 なるべく全てのファイルを一緒にして、配布して下さい。強制ではありま せんが、少なくとも、きちんと起動が出来るだけのファイルは一緒にして おいて下さい。 ━┳━━━━━━━━┓ ─┃ 8.最後に  ┃──────────────────────  ┗━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  本ソフトウェアは、バグ等がないように、細心の注意をはらい制作しま した。しかし、一人でチェックをしたため、もしかするとバグが存在する かもしれません。そのときは、お手数ですが、このファイルの最後の住所 までご連絡下さい。また、本ファイルの間違い等を発見されたときも連絡 をしていただくことをお願いします。  本ソフトウェア自体、あるいはマニュアル等に関するご感想、ご意見も お待ちしております。特に、クレームがあった場合は、次回からは改善す るように勤めたいと思います。  ソースがあれば、再コンパイルが出来ます。再コンパイルは、GCC 及び XCで行えます。一応 MAKEFILE(GCCのもの)をソースに付けています。ご利 用下さい。(ただし、APICLIB.L が必要です)  また、本ソフトウェアの作成に際して、以下のソフトウェアを使用しま した。これらの開発者の方々に、感謝を表します。 GCC.X (X68000 真里子バージョン TOOL#1 Based on GCC 1.42) HAS.X v2.55 HLK.X v2.27 XC Ver2.1 のライブラリ APICLIB.L(Oh!X 1992年 6月号特別付録ディスク収録) MAKE.X v1.10 (XC Ver2.1 のもの) X-BASIC version2.02 (グラフィックデータ制作に使用) APIC.FNC(Oh!X 1992年 6月号特別付録ディスク収録)   以下は、参考のために使用しました。 CC.X v2.10 AS.X v2.10 LK.X v2.10  本ソフトウェアは、XC Ver2.1 のライブラリおよび APICLIB.Lを使用し、 GCC でコンパイルをしました。 19950318 岡部 智啓(TAU Software) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ├─ 連絡先 ──────────────────────────┤ TAU(タウ) E-Mail: taunt@tauland.jp(← 1Byte 文字で)(※悪戯メールは送らないでね!) URL: http://www.tauland.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ エキニ オカレタ フルイイス (EOF)